itochin2の日記(仮)

主に備忘録。Perl、MySQL、Unity、開発管理などについて情報を残していきたい。

退職一時金の移換で思ったこと

ITソフトウェア厚生年金基金から手紙がきた。
退職一時金があるから、どうするか選べ、とのこと。

選べって言われてもよく分からなかったので、調べてメモした。

ITソフトウェア厚生年金基金 is 何

http://www.softkikin.or.jp/
国が運用してる年金の一部を代行して、年金を運用しているところ。
国とは独立して積立した年金を、将来支給する。

転職して、ITS基金を脱退したので、年金用に貯めてたお金どうする?
っていうのが今回の趣旨みたい。

追記:一時金が発生するのは、加入して3年以上の場合。

選択肢

一時金化する

そのままもらう。
20万以下の場合は、所得税の確定申告はいらない。

会社に企業年金制度がある場合

会社に企業年金制度がない場合

企業年金制度

企業が社員に対して年金を支給する仕組み。
退職金を一度にガッツリ支払うのは痛い会社側と
老後に定期的な収入が欲しい社員のニーズにマッチして、バブルの頃は流行った。
現在では運用が難しく、企業年金で会社が傾くと嘆かれるオワコン

ちなみに弊社も制度がなかった。

企業年金連合会

http://www.pfa.or.jp/
厚生年金基金が設立した特殊法人
運用利回りは年2.25%
メリット
65歳以降、死ぬまで受け取れる。
デメリット
65歳まで(基本的には)現金化できない。

65歳まで手を出せないし、年利2.25%ってあんまり魅力を感じない。
30年以上預けるより、自分で投資に回した方が良さそう。

個人型確定拠出年金

http://www.npfa.or.jp/401K/
国民年金基金連合会が運営する年金で運用する。
運用利回りは、年利3%程度。
メリット
掛け金に税金がかからないのが旨い。
投資する額も柔軟に増減でき、別の企業に転職しても運用を継続できる。
デメリット
60歳まで解約できない。
企業年金があるところに就職したら追加で積立できない。
その上、60歳まで口座維持手数料だけを払い続けるという制約もある。

企業年金オワコンであることを考えると、デメリットが発生する状況は少ないかもしれない。
銀行の定期預金よりも利回り良いし、税金面が優遇されているので
資産運用の一角に組み込むのもありかもしれない。

結論

年金として預けると30年は取り出せないので、少し慎重に考えたい。
個人型も確定で3%の利率じゃないので、いますぐに入れる程の魅力じゃない。
なので、一時金を受け取って、別の投資に回そうかなと思った。

その他

調べてて思ったけど、すごく理解しづらかった。
名称とか説明の粒度が統一されてないからだと思う。
サービス名と同じ階層に、組織名があるのが一番気持ちわるい。

以下のようにしたらわかりやすくないだろうか?

退職一時金

名前の通り。

会社に企業年金制度がある場合

会社がお金を出して、会社が運用する年金

社員がお金を出して、会社が運用する年金

会社に企業年金制度がない場合

個人がお金を出して、企業年金連合会が運用する年金

個人がお金を出して、国民年金基金連合会が運用する年金


名前と中身が正確に合致しているか微妙だけど、だいぶ見通しがよくなったと思う。

今後、年金のパターンが増えても、ルールに従って名称を決めれるようにした方が
名前をどうするか会議とかやらなくていいし、効率がよいはず。


法改正に携わる人、リファクタリングの本を読めばいいのにな。

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